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法政大学大学院 環境適合型量子ドット光応用研究所

2018年6月27日更新

研究代表者 理工学部 准教授 中村 俊博
主たる研究分野 ナノ材料科学、光物性科学、有機・無機ハイブリッドエレクトロニクス科学、ナノ・マイクロエレクトロニクス科学
研究概要  近年、発光ダイオード、ディスフ・レイ向けの発光材料や、医療研究開発向けのバイオイメージング用の蛍光指標材料、第3世代太陽電池材料などへの応用に向けて、ナノメートルオーダーの半導体結晶である半導体量子ドットが注目され、国内外の様々な研究機関、企業で研究開発が活発に進められている。特に、液中にコロイド状に分散した量子ドットは、近年の発展が著しい液相ベース有機エレクトロニクスとの親和性から重要性が高まっている。しかし、現在、市販されている半導体量子ドットは化合物系半導体材料であり、カドミウムや鉛など人体に有害な元素を含む場合が多く、一般利用者への安全性と地球環境を考慮すると大きな問題がある。
 本研究所は、以上の半導体量子ドットの問題点を念頭に、資源が豊富で生体への毒性がなく環境負荷の少ないシリコンをベースとした環境適合型量子ドットを対象に、強く望まれているシリコンコロイド粒子の低コスト・大規模作製プロセス技術を確立し、光機能の高性能化と次世代フレキシブル光デバイスなどへの応用を目指すことを目的に設立する。本研究所で開発を進めるシリコン量子ドットは、エレクトロニクス分野だけでなく、再生エネルギー、マイクロマシン、バイオ計測・医療など、様々な分野への適用が可能であり、本研究の目的が実現された際の社会的波及効果は大きい。
 当研究所は、学内から、ナノ・マイクロエレクトロニクス分野、特に有機/無機ハイブリッドフレキシブル発光デバイスに関する高い研究能力を有する教員1名と、学外から半導体ナノ構造に関する基礎物性からエンジニアリングまでの広い知見を有する2名の研究者の参加を予定している。そして、今後はさらに、国内外の研究所や企業の研究者、開発者との共同研究を進める予定である。
研究員
笠原 崇史 理工学部 専任講師

大学院

特任研究員

越田 信義 (株)カンタム14 最高技術責任者、東京農工大学 名誉教授
袁 澤 (株)ジャパンディスプレイ
設置期間 2019年7月1日~2024年3月31日
設置場所 小金井キャンパス 北館 N4003