法政大学大学院 サステナブル・エコマーケティング研究所        (研究は終了しています)

研究員等の職は、設立当時のもの

研究代表者 大学院イノベーション・マネジメント研究科教授 小川 孔輔
主たる研究分野 エコロジー発想にもとづく流通・マーケティング理論の研究及び産学連携
研究概要  経済や経営の在り方は、これまで「成長・発展」を基盤として考えられてきたが、環境問題や資源の有限性といった全体的な観点から、「持続可能」な「循環型社会の構築」 という新たな価値観に立脚すべき転換期に来ている。持続可能という点において自然の生態系(ecosystem)は、もっとも優れたシステム・モデルといえる。それに学びつつ、サステナブル(持続可能)な生産・ 流通のしくみを作り上げることは産業や企業の規模、業種の別を問わず、極めて重要な課題となってきている。たとえば流通・マーケティングの分野においては、 ショッピングセンターや大型店等の商業施設作りに際しても、省資源・省エネ・周辺環境に配慮し、地域社会との共存をはかることが必須条件となっている。
一方、エコロジー関連の技術に関して言えば、近年、微生物の研究が進み、生態系のあらゆる物質循環に微生物が関与していることや、たとえば有用微生物群(EM)を 用いることで、生態系が本来有する調和のメカニズムを人為的に引き出すことにより、生態系に過剰な負荷をかけることなく生産や消費活動を営むことが可能となるだけでなく、 一旦汚染あるいは破壊された生態系や周辺環境を、回復・保全できることなどが明らかになってきている。
マーケティングにエコロジー発想を深く取り入れる必要性がある一方で、エコシステムについて考える際及びその実践においては、マーケティングの視点を導入 することが必要と考えられる。つまりエコシステムとマーケティングは、車の両輪のごとく、それぞれが連携・融合しながら発展していくべきものである。 そ のような視点に立ち、本特定課題研究所においては調和と共生に基づく持続可能なシステムを、人・企業・地域社会という生活に根ざした経済活動に反映させ た、企業の在り方や社会活動モデルの 提案や事例の調査・研究を主たる目的とするものである。
特任研究員
東市 篤実 マーケティング・エイド・カンパニー代表
法政大学キャリアデザイン学部兼任講師
設置期間 2010年4月1日~2012年3月31日
設置場所 キャリアデザイン学部 外川洋子研究室